漫才コンビ「Ｗヤング」の平川幸男（７２）が、長男で歌手の秋岡秀治（４７）と初の親子デュエットシングル「浪花の父子酒」を７月３０日に発売することが１６日、分かった。漫才師の父と歌手の息子によるＣＤは「おそらく初めて」（関係者）という。

　平川は漫才の入門前に歌手修業をしており、美声を武器に歌手デビューしたことも。耐久カラオケのギネス記録保持者で、音響を使用した漫才なども行っている。秋岡は父の夢を受け継いで歌の道に進み、秋岡のステージに平川が飛び入りしたこともある。

　今回、ファンからの「一緒に歌って」という声を受け、秋岡が「父の年齢的にも最後のチャンス」と、平川にオファーしてＣＤ発売が実現。楽曲は２人の地元・大阪の雰囲気たっぷりの、ほのぼのした人情演歌だ。

　平川は「いつかは、と思っていたがそれが実現できてうれしい。亡くなった妻も喜んでいると思う。漫才ではよくＮＨＫに行くが、歌でも息子と２人で共演したい」、秋岡も「母と３人で歌っている気になれる。こんなにうれしいことはない」と喜んでいる。