夏樹陽子、福島の家族描いた映画で挨拶

 女優の夏樹陽子(61)が21日、都内で主演映画「あいときぼうのまち」の初日舞台あいさつを行った。

 作品は日本の原子力政策にほんろうされた福島の4世代にわたる家族を通して日本の歩みを描いた物語。東日本大震災で爆発事故を起こした福島第1原発も取り上げている。

 夏樹は「(被災地に向け)俳優として何か形を出すことができないかと思っていた。話があった時、台本も見ずに『ぜひ出してください』と即答した」と明かした。

 撮影は12年末に震災の爪痕が残る同県いわき市で行われ、現場では照明の運搬も交通整理もやったいう。先行上映会で、目を真っ赤にした地元の人から「映画を作ってくれてありがとう」と言われ「やってよかった」と胸をなで下ろしたという。

 脚本の井上淳一氏(49)は映画のタイトルに引っかけ「この国には愛も希望もないんじゃないかと思います。金目という下品な言葉を使ったり、集団的自衛権だとか…」と“問題発言”で陳謝した石原伸晃環境相と安倍政権をチクリとやっていた。

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