福山雅治が「るろ剣」に“男気出演”
歌手で俳優の福山雅治(45)が、佐藤健(25)主演の映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」(前編8月1日、後編9月13日公開)に物語のキーマンとなる謎の男として出演していることが27日、分かった。事務所の後輩になる佐藤との約束を守った“男気出演”。同作の大友啓史監督(48)、佐藤とは福山が主演したNHK大河ドラマ「龍馬伝」以来のタッグで、演じた剣の達人そのままの激しいアクションを披露している。
後輩のラブコールを真っ正面から受け止め、福山が大友組に帰ってきた。
12年に「るろうに‐」の前作が公開された後、福山は、自身のラジオにゲスト出演した佐藤から「続編があれば出てください」とオファーを受けていた。
佐藤「ぴったりな役があります。(佐藤演じる主人公の)師匠です」
福山「忙しいですけど(スケジュールを)空けますよ」
今回の2部作出演は、ノリノリで快諾した。8月公開の前編では、役名どころか、エンドクレジットに福山の名前も出ない、謎の男として登場する。佐藤は「口だけじゃない先輩の男気を感じました」と尊敬のまなざしだ。
大友監督とは、10年放送のNHK大河ドラマ「龍馬伝」で1年間をかけて信頼関係を築いてきた間柄。同作には、龍馬を慕う岡田以蔵役で佐藤も出演している。
平均視聴率18・7%の快作を支えた名タッグの再結集。大友監督は脚本執筆時から「この役は福山さん以外にはいない」とイメージしていたという。
10分を超える長回しなど「るろうに」にも踏襲された大友流の演出を熟知している福山だが、「さらなる高みを目指し、深く進化している撮影現場に感動しました」と改めて圧倒されたよう。激しいアクションシーンにも挑戦しており、新たな一面をかいま見ることができそうだ。