土建屋よしゆき氏死去 紳助氏ショック

 関西を拠点に、家業の土木建築業の作業着姿でテレビ出演して人気を集めたタレントの土建屋よしゆき(本名・廣部吉行)さんが7月31日、肝不全のため京都市内の病院で死去した。58歳。芸能界を引退した島田紳助さん(58)の高校時代からの“悪友”だった。6年前に抗リン脂質抗体症候群を患い闘病していた。葬儀・告別式は4日午前11時から京都府宇治市槙島町目川190の1、セレマ槙島シティホールで。喪主は長男有利(ゆうり)氏。

 土建屋さんは、本業の土木建設業の傍ら、1990年代から、高校の同級生でおちゃめな不良仲間でもあった、紳助さんの番組「紳助の人間マンダラ」「クイズ!紳助くん」などに出演。明るいキャラクターと奔放な発言で“二足のタビ”をはく男として人気者だった。

 趣味のバイクなどアウトドアスポーツの腕前も一流で、バイク関連の番組にも出演。各種レースで活躍し、紳助さんが「スーパー40歳」と称したことも。しかし08年に難病を患って以降は、芸能活動から遠ざかっていた。

 最近も入退院が続き、自宅療養していた7月28日に容体が急変。関係者によると、亡くなる前日の同30日に病室に親しかった知人らが駆けつけ、紳助さんの姿もあったという。

 土建屋さんは約10年前から歌手でタレントの円広志(60)を師匠と呼んで慕い、円の個人事務所に所属。この日、円は関西テレビで生番組に出演後、本紙の取材に応じ、亡くなる前日に病室を見舞った際の様子を明かした。土建屋さんは薄目を開け「師匠より長生きしたかったなあ」とこぼし、「毎日、化けて出まっせ」とジョークを飛ばしたという。

 円は「人を気遣い、家族を大事にし、友達も多くて皆に好かれる男でした」としのんだ。紳助さんと3人で番組出演した当時を「本人(土建屋さん)は楽しいから芸能界やってるような感じでハッチャカメッチャカ。おもしろかったですね。こんなことまで言うかと」となつかしんだ。

 事務所には、最近も土建屋さんに講演やトーク営業の依頼が多く入っていたが、体調を考慮して控えていたという。円は「ほんまええヤツでしたわ」と早すぎる死を悼んだ。

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