リケジョ武井咲&准教授綾野剛でW主演
女優の武井咲(20)と俳優の綾野剛(32)がフジテレビ系連続ドラマ「すべてがFになる」(10月スタート、火曜、後9・00)にW主演することが24日、分かった。2人は4年ぶりの共演で、武井は2クール連続で連ドラ主演、綾野は民放連ドラ初主演。武井が演じるスーパー理系頭脳を持つ“リケジョ”の女子大生と、綾野演じる工学部建築学科の准教授の師弟コンビが、天才的頭脳の持ち主の起こした猟奇的な密室殺人に挑む。
武井と綾野がフジテレビ系「GOLD」(2010年)以来のドラマ共演で猟奇的密室殺人を解いていく。
原作は推理小説家・森博嗣(ひろし)氏(56)のデビュー作「すべてがFになる」から始まる一連の推理小説「S&Mシリーズ」を初映像化。シリーズ名は、綾野が演じる准教授・犀川創平(さいかわ・そうへい)と武井演じる“リケジョ”西之園萌絵(にしのその・もえ)の名前に由来。原作は10巻で累計350万部を突破した。
今回は「冷たい密室と博士たち」を皮切りに一連のシリーズをそれぞれ2話完結でドラマ化。建物全体がミステリーの核心部分になっていることから、エピソードごとに密室や建物を作り替えるというドラマでは珍しい破格のスケールで撮影する。推理ものらしく2人の主人公には、ドラマ用に決めぜりふも用意されているという。
メガネをかけ、衣装もおしゃれな“リケジョ”を演じる武井は「綾野さん演じる准教授とのコンビがどうなるのか、とてもワクワク。久しぶりに大学生という自分に近い年齢で等身大のキャラクター。楽しみながら演じたい」と来月のクランクインに胸を躍らせる。
自身の連ドラ初主演に、「具体的な気負いはありません」と語る綾野も「武井さんと一緒に奮闘できればと。楽しみでなりません」。制作サイドも「友人以上、恋人未満」という“師弟タッグ”に、「武井さんの聡明(そうめい)な表情、綾野さんの包容力のある存在感はキャラクターにピッタリ」と2人のコンビに期待を寄せている。