大人AKBまりり卒業 復帰に含みも?

 「大人AKB」としてアイドルグループ・AKB48に期間限定で加入した塚本まり子(38)の卒業公演が1日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた。塚本はチーム4の公演に出演し、卒業式となったWアンコールでは「教えてMommy」「上からマリコ」などをセンターで熱唱して号泣。「まりりはひとまず、普通のママに戻ります」とステージにマイクを置き、143日間のアイドル生活に終止符を打った。

 20歳以上年下の“先輩”たちから「お母さんみたいだった。ありがとう」と贈る言葉をもらい、涙でぐしょぐしょになった。センターに立った塚本は「まりりはひとまず、普通のママに戻ります」と、キャンディーズのようにあいさつ。山口百恵さんのように、マイクをステージにそっと置いた。

 開演から完全燃焼した。「まりりりり。恋のポケベル鳴らしちゃうぞ~」と自己紹介。披露した16曲のほとんどでセンターを務め、全力で歌い踊った。客席では夫と子供2人が見守り、3歳の長男が「ママ~」と呼びかけると「頑張らなきゃ」と歌声に力を込めた。

 江崎グリコ「パピコ」のCM企画で、5066人の中からオーディションで選ばれた。専業主婦からの転身という夢物語の裏には苦労もあった。十代のメンバーに比べて物覚えは良くない。寝る間を惜しんで振り付けを頭にたたきこんだ。終演後には「つらいことも多かった。正直、疲れました」と吐露した。

 影の努力にメンバーも触発され、仲間として受け入れた。チーム4キャプテンの峯岸みなみ(21)は「ただのCM企画だと思ったけど、まりりは本当のAKBの一員だった」と抱きしめた。

 「もう踊れないと思うと寂しい」と明かした塚本。芸能界復帰には「う~ん。どうかな」と含みを持たせたが「しばらくは子育てに専念します。家事もたまっているので」と、家族の元に帰っていった。

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