「ＡＫＢ第５回じゃんけん大会」（１７日、日本武道館）

　ＡＫＢ４８の恒例イベント「第５回じゃんけん大会」が１７日、東京・日本武道館で行われ、ＮＭＢ４８とＳＫＥ４８を兼任する渡辺美優紀（２０）が初優勝を果たした。今年、新たなＶ特典となった「ソロ歌手デビュー」が決定。小嶋陽菜（２６）との決勝戦を制した渡辺は、史上初めて予備戦からの参加で、頂点に駆け上がった。

　強運を発揮して、じゃんけんクイーンとソロ歌手の称号をＷゲットしたのは、ＮＭＢの“虎ガール”だった。本戦参加１１２人の頂点に立ったのは、アニメ「うる星やつら」の、虎柄ラムちゃんコスプレの渡辺。人気者対決となった小嶋との頂上決戦を見事に制した。会場が「みるきーコール」で包まれると、目を潤ませながら「やっと…応援してくれた皆さんに恩返しできるんじゃないかと思います」と歓喜に浸った。

　特典のソロデビューには「あんまり歌はうまくないけど、一生懸命頑張りたいと思います」と決意表明。「松浦亜弥さんを尊敬しているので、キラキラしたアイドルになりたいんですよ。かわいらしい曲がいいです！！」と希望を語り、曲名を「超絶カワイイみるきー」と提案した。

　ＮＭＢ勢としては初のじゃんけん大会制覇。２０１０年のＮＭＢ誕生から渡辺と“２トップ”としてグループを支えてきた山本彩（２１）は「ビックリした。すごすぎて気持ち悪い」と驚きつつ、肩を組んで喜びあった。

　ＡＫＢとの兼任解除となった渡辺は、初めて予備戦からの参戦。８月の予備戦は、仕事の都合で電話越しのじゃんけんとなったが、３連勝で武道館行きを決めると、本戦でも６連勝して、計９連勝を決めた。

　黄色と黒の虎柄ファッションを勝負服に選んだ渡辺は、優勝インタビューで猛虎愛ものぞかせた。クライマックスシリーズに向けて戦う阪神を、「関西から勝ち上がったので、虎ともかけたんですよ。阪神もすごく応援してるので、一緒について来てください！！」と激励。“勝利の女神”として和田阪神の奇跡も願っていた。