妖怪ウォッチ 音楽界、映画界も席巻

 ゲームソフトから生まれたテレビ東京系アニメ「妖怪ウォッチ」が音楽界、映画界も席巻する。

 男女3人組ユニット、キング・クリームソーダが10月29日に発売するゲーム主題歌「祭り囃子でゲラゲラポー/初恋峠でゲラゲラポー」はAKB48以外では7年ぶりのミリオンヒットとなる可能性も。12月20日公開の「映画妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」では“踊るエンドロール作戦”で「アナと雪の女王」超えを目指す。

 「祭り囃子で‐」は7月に発売し、現在250万本を突破したゲームソフト「妖怪ウォッチ2本家/元祖」の主題歌。シングルCDの初回生産盤には特典で2種類のオリジナル妖怪メダルが1つずつ付く。

 ゲームなどに使用する妖怪メダルは小学生の収集アイテムとなっており、7月に映画版前売り券の先着50万枚に特典として付けたところ即完売。「徹夜しても子供が買えなかった」と騒動になり、急きょ500万枚分を準備する事態となった。

 CDを発売するエイベックスは、初回生産枚数を明らかにしていないが、映画の例をふまえ、相当な数を用意する予定。多くの購入者が2種類のメダルを求めて、CDも2枚ずつ買うと予想され、音楽関係者は「100万枚を突破する可能性も高い」と話す。シングルのミリオンは、19作達成しているAKB48を除けば、07年の秋川雅史「千の風に乗って」以来の快挙となる。

 一方、映画は「アナ雪」超えを狙う。12月20日公開の「‐秘密だニャン!」では、エンドロール曲「ゲラゲラポー走曲」に合わせて、客席の子供たちに一緒に振り付けを歌って踊ることを呼びかける企画を実施。「アナ雪」が主題歌を一緒に歌う「シング・ア・ロング上映」をヒットさせたが、関係者は「こっちは歌とダンスで、最後まで飽きさせない」と鼻息が荒い。

 このほど、都内で行われたプロモーション映像の撮影には、「‐クリームソーダ」の3人にアイドルグループ・Dream5を加えた限定ユニット「ようかいキング・ドリームソーダ」と、振り付けのラッキィ池田(54)が参加。「恥ずかしがらずに踊れば、楽しくなるはず」と話した。

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