浅草ロック座、運営会社が破産

 東京・浅草の老舗ストリップ劇場「浅草ロック座」を運営する斎藤観光(東京)が、東京地裁から破産開始決定を受けていたことが22日分かった。

 破産管財人の弁護士によると、開始決定は15日で、負債総額は約2億3800万円。劇場は現時点で営業を続けているが、今後の運営形態などは未定としている。

 浅草ロック座は1947年に開業、レビュー形式のストリップショーが人気を得た。近くのフランス座とともにしのぎを削り、浅草で一時代を築いた。ショーの司会や幕あいのコントはコメディアンの登竜門とされ、駆け出しのお笑い芸人が舞台を踏んだ。映画やドラマのロケに使われたこともある。娯楽の多様化などで近年は客入りが減少していた。

 斎藤観光は最盛期に売上高約10億円を計上していたが、ロック座の客数減少などで債務超過に陥り、東京地裁に破産を申し立てていた。

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