たけし 日本映画界をぶった斬り!
タレントのビートたけしこと映画監督の北野武(67)が25日、都内で開催中の第27回東京国際映画祭で、新設の「SAMURAI賞」受賞記念イベントに登場した。たけしは若手監督からの質問を受ける形で、日本映画界に向けた毒ガスエールを噴出した。女優の宮沢りえ(41)は、コンペティション部門の日本代表作となる主演映画「紙の月」(11月22日公開)の会見に出席。安藤サクラ(28)は日本スプラッシュ部門に出品された主演映画「百円の恋」(12月20日公開)の舞台あいさつを行った。
サムライ認定を受けたたけしの刀は遠慮がなかった。「小渕優子です」とボケながら登場したが、日本学生映画祭などの受賞監督から質問を受けるとギアチェンジ。日本映画を痛烈に批判した。
「日本映画の最悪な点は映画製作会社が映画館も経営していること」と指摘。最優秀作品賞が大手から選ばれることが多い日本アカデミー賞には「東宝、東映、松竹…たまに日活。全部、持ち回りなんだよ。こんなばかなことはない」と疑義を呈した。大手以外の良作に日が当たりにくい邦画の現状を、マスコミの報道姿勢も込みでぶった切った。
若手監督には「ちゃんとした映画を撮ってほしい。大きな映画会社に巻き込まれないでください」と助言したたけしだが、現実論も忘れない。
映画の商業性について聞かれると「俺はアニメが嫌い。宮崎駿なんて本当に嫌い。でもあれだけ稼いでいる。嫌なものもすごいと認める頭も必要かな」「俺は暴力映画ばかり作ってるなと思うけど、お客が入るからってだけ。嫌だなと思うけど妥協も必要」と説諭。許せない現実、譲らなければならない現実をぶっちゃけまくった1時間半だった。
低予算で映画を作るなら「慰安婦問題を“慰安男”の物語にして徹底的に作りたいね」とも語った。最後まで会場を“たけしワールド”に包み込んだ。
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