栩内被告“徹底抗戦”に裁判長イラッ

 覚せい剤で懲役3年執行猶予4年の判決を受けたASKA(56)と交際し、覚せい剤取締法違反(所持・使用)の罪に問われた栩内香澄美被告(37)の第5回公判が25日、東京地裁で開かれた。弁護側の求めにより、検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論が別日になる異例の事態が決定。栩内被告側は最後まで徹底抗戦の構えを見せている。

 13時30分ごろ、栩内被告は微笑を浮かべながら入廷した。薄化粧に、黒縁メガネ、紺のツーピース姿。3回目の毛髪鑑定を求めているため、肩まで伸びた茶髪は根元が黒い“プリン状態”のままだったが、裁判長によって再鑑定は却下された。時にうなずき、時に裁判長の顔をじっと見つめながらも、栩内被告は終始無言だった。

 この日の公判は証拠の認否が主で、約20分で終了。新事実はなかったが、弁護側が、一般的には同日に行われることが多い、検察側の論告求刑と、その後の最終弁論を別の日に行うよう強く求めた。裁判長は難色を示したが、「一般的にはそうかもしれませんが、全面的に争っているので」と譲らなかった。

 東京フィールド法律事務所の中川佳男弁護士は、「あまり聞かないですが、被告の有利になるならやるべきこと」と弁護側の戦術を説明。徹底否認を貫く栩内被告側の必死さがあらためて浮き彫りとなった。

 次回12月11日が論告求刑。中川弁護士は「否認しているため、反省がないということで重い量刑になるだろう」と、求刑は覚せい剤使用の初犯に多い懲役1年6月を上回ると見込む。12月17日には最終弁論を予定。否認事案のため、結審は越年が予想される。

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