“黒のカリスマ”蝶野が正義の味方に?
プロレスラーの蝶野正洋(51)が、横浜出身の3人組ユニット・クリフエッジの新曲「スーパーヒーロー」のPVに出演し、ヒーローの総司令官を演じていることが9日、分かった。ヒール(悪役)として暴れ回った蝶野だが、救命救急の重要性を訴えるため、正義の味方を熱演している。「スーパー-」はクリフの最新アルバム「クリフロード」(来年1月14日発売)に収録される。
PVは横浜を舞台に蝶野がクリフの3人、横浜のご当地ヒーローと力を合わせ、悪の組織と闘う内容だが、物語には蝶野の熱い思いが込められている。
同世代のプロレスラー、橋本真也さんや三沢光晴さんの急逝を受けて、蝶野は2010年からAEDの講習を受けるなど救命救急を勉強。9月には救命救急のための一般社団法人「ニューワールドアワードスポーツ救命協会」を立ち上げ、テーマソングを親交のあるクリフに依頼した。
蝶野は「誰か困っている人がいたら、人助けができるような意識を若い人に広めていきたい。誰でもスーパーヒーローになれるよ、というメッセージを発信したかった」と話している。