二宮和也、母・小百合にドキッ!

 山田洋次監督(83)の最新作「母と暮せば」(来年12月12日公開)の製作発表会見が17日、都内で行われ、初共演で親子役を演じる、主演の女優・吉永小百合(69)と嵐・二宮和也(31)らが出席した。吉永、山田監督とともに会見に出席した二宮は、いつになく緊張した様子で「映画の中にいる人が飛び出してきたようです」と“レジェンド女優”の息子役に恐縮していた。

 主演の母親役は吉永小百合、監督は山田洋次、松竹120周年を飾る作品の製作発表とあって、数々の大舞台を踏んできた二宮も、冒頭から「すごく緊張しています。あのー、緊張しています」と思わず2回繰り返してしまうほどだった。

 吉永と山田監督というレジェンド級の2人を見ながら「映画の中にいる人が飛び出してきたような感覚。いろんなものを吸収してみなさんにお見せできれば」とあいさつした。

 吉永とは初共演となるが、この日は早くも息のあったやり取りを見せた。吉永が「二宮さんのファンの方からにらまれないようにしないと」と話せば、二宮は「こちらこそ、全国の吉永さんファンの方ににらまれないように気をつけます」と応じ、笑わせた。かわいい息子の姿に、吉永は「どんな親子になるか、ワクワクドキドキです」と早くも期待に胸を膨らませた。

 映画は作家の井上ひさしさんが持っていたアイデアを山田監督が具現化した作品。終戦から3年が過ぎた長崎を舞台に母・福原伸子(吉永)と、幽霊となって戻ってきた息子・福原浩二(二宮)の交流を描くファンタジーだ。伸子のことを気にかける浩二の恋人・佐多町子を女優の黒木華(24)が演じる。

 戦後70年の節目に公開される作品でもあり、山田監督は気合十分。「生涯で一番大事な作品を撮るつもり。いいものに仕上げなきゃ、井上さんや長崎の方に申し訳ない」と意気込んでいた。

◆松竹「秘密-」製作など発表

 製作発表と合わせ、松竹の2015-2016年のラインナップ発表も行われた。「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督(48)の新作で、死後の人の記憶を題材にしたサスペンス「秘密-ザ・トップシークレット-(仮題)」や、園子温監督(53)の新作の製作などが明らかにされた。また、東日本大震災の影響で公開が見送られていた中国映画「唐山大地震」が来年3月14日から公開されることも発表された。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス