大韓航空ナッツ問題 地検が取調べ開始

 大韓航空の趙顕娥前副社長が自社機に搭乗した際、ナッツの出し方に怒って客室サービス責任者の男性を降ろし離陸を遅らせた問題で、ソウル西部地検は17日、航空法違反や業務妨害の容疑で、同地検に出頭した趙氏の取り調べを始めた。同日中に逮捕手続きに入る可能性がある。出頭直前に記者団に囲まれた趙氏は質問に顔を伏せて答えず「すみません」と4回繰り返した。

 地検は、非常時の乗客誘導を指揮する任務があるサービス責任者を、権限のない趙氏が降ろさせたのは、乗客の安全を危険にさらす重大な法令違反の疑いがあるとみているもようだ。

 韓国の国土交通省が8日に責任者から事情を聴いた際、大韓航空の常務が同席していたことも判明。同席を許可した国土交通省に対し「会社の隠蔽(いんぺい)工作に加担した」との非難が噴出。責任者はメディアに対し、機内で趙氏から罵倒されたりたたかれたりしたにもかかわらず、帰国後は会社から「飛行機を降りたのは自分の判断だった」と説明するよう指示されたと証言。一方、趙氏は暴言や暴行は「初耳だ」と否定している。

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