小保方氏 理研を“引責”退職

 理研、やめまぁす!理化学研究所は19日、都内で会見し、小保方晴子氏(31)が担当したSTAP細胞の有無を調べる実験でも細胞は作製できず、存在が確認できないと正式に発表した。検証実験は打ち切る。STAP論文が撤回され成果は科学的に白紙となっているが、細胞の存在自体も根拠が失われた。小保方氏から21日付の退職の申し出があり、認めたことも明かした。

 小保方氏は会見に出席せず、コメントを発表。「魂の限界まで取り組み、今はただ疲れ切り、このような結果に留まってしまったことに大変困惑しております」と心境を説明し「責任を痛感しておりお詫びの言葉もありません」と謝罪した。

 関係者によると、小保方氏は最近、心身の状態が悪化。11月初め頃、センターで小保方氏を見かけた男性研究者は「元気がないように見えた」と話す。

 小保方氏は7月から11月末まで監視カメラや第三者の立ち会いの下で実験。小保方氏とは別に4月から始めた検証チームの丹羽仁史氏の実験でも再現できなかった。

 STAP論文については、指摘された複数の疑問点を調査委員会が調べており、この結果がまとまり次第、小保方氏らの懲戒処分が検討される。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス