さんま「ひょうきん族」復活を熱望
タレント・明石家さんま(59)が、このほどABCテレビ「なるみ・岡村の過ぎるTV」(関西ローカル/日曜、後11・15)の収録にゲスト出演し、約3時間にわたって自身の半生をテーマにしゃべりまくった。
このほど大阪市内で収録。さんまは、80年代の伝説番組、フジ系「オレたちひょうきん族」が89年に終了した際、番組続行か打ち切りかの最終判断を託され、苦渋の決断を下したことを明かした。
当時、ビートたけし(67)の“出演ズル休み”が続発し、番組内ではカスタネットマンのネタで笑いにしていたが、さんまは「たけしさんが疲れはった時期です」と説明。そのうえで「全員疲れてた。忙しいのと、楽屋では国債や株がどうやとかいう話になって、俺は『あかんな』と思ったんよ」と当時の様子を明かした。
番組打ち切りの検討が行われた際には「さんまちゃんがやめよ言うならやめよ、ということになって、結論出すの俺やったんですよ」と自身が最終判断を託されたという。
さんまは「楽屋が8年たつと、活気あったころと全然違ってた。昔はこのギャグしよ、あのギャグしよ、とか楽しかったけど…8年で疲れたのか、走りすぎたのか。で、もうこれは無理やということで、やめますと。やめたんですね」と決断の経緯を説明。「でも結論出すときは、ちょっとさすがに…『これがゴールか』という感じでしたね」と、やるせない気持ちになったことを明かした。
TBS系のお化け番組「8時だョ!全員集合」の裏番組として始まった「ひょうきん族」の8年。おたふく風邪で病欠した高田純次(67)の代役でさんまが演じたブラックデビルは「アドリブでやった『クエッ!』がウケてもうて、奪おうとも思ってなかったのに最後までやることになったんや」と回顧。たけしとセットの前で2時間、ネタを考え続けても思い浮かばず、あきらめて帰ったことも明かし、懐かしんだ。
さんまは「たけしさんの大きな夢が、おじいちゃんなって、ひょうきん族、1回だけやろうですからね。もうちょっと歳とってから」と語り、“ひょうきん族復活”を希望していた。