高倉健さん側、中国のファンに感謝

 11月に死去した俳優・高倉健さんの所属事務所は24日、中国のファンとメディアに向けて「温かい思いを寄せ続けてくださる皆さまの報に接するたび、高倉が最後まで紡ぎ続けた優しさという名の絆を思わないではいられません」と感謝を伝えるメッセージを発表した。

 中国では1970年代後半に高倉さんの主演映画「君よ憤怒の河を渉れ」が公開され、絶大な人気を博したほか、張芸謀監督の「単騎、千里を走る。」にも主演。中国各紙やテレビは高倉さんの死去を1面や特集で大きく報道。対日強硬姿勢を続ける中でも中国外務省は哀悼の意を示した。

 高倉プロモーションはメッセージに「映画は、言葉を越え、国境を超える。今ごろ(高倉さんは)205本の映画のロケ地をゆっくり巡っていることでしょう。いずれ中華人民共和国、雲南省麗江、玉龍雪山にかかる雲の上から、雄大な景色を味わうのではないかと存じます」とつづった。

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