平松愛理 思いを一つに15曲涙の熱唱
6434人が亡くなり、3人が行方不明となった1995年の阪神・淡路大震災は17日午前5時46分、発生から20年の節目を迎え、かつての被災地では数々の追悼行事が開かれた。歌手・華原朋美(40)、前川清(66)、平松愛理(50)、南野陽子(47)をはじめとする多くの芸能人も参加。鎮魂の祈りをささげるとともに、重い経験を未来へつなげることを誓っていた。
神戸出身の平松は、神戸市内で20回目となる震災復興ライブ「1・17 KOBE MEETING」を行い、約600人の観衆を前に大ヒット曲「部屋とYシャツと私」「美し都」などを歌い上げた。今回、初めてこれまでの思いをつづった「文書」を読み上げ、涙ぐむ場面もあった。
平松はMCで「地震が起こった1995年に生まれた人が成人式を迎えた。KOBE MEETING史上初めて今年を区切りの年、節目の年としたい」と話し、これまでの思いを「心に書き留めてきた文書」として朗読。回数を重ねる中、周囲から「もう、いいじゃない」「自己満足じゃない」などと指摘されたことを読み上げて涙ぐんだ。
その後は、95年3月に発売した「美し都~がんばろやWe love Kobe~」を全員で合唱。この20年を振り返って思いを一つにし、全15曲を熱唱した。