東日本被災者も発生時刻に合わせ黙とう
6434人が亡くなり、3人が行方不明となった1995年の阪神・淡路大震災は17日午前5時46分、発生から20年の節目を迎え、かつての被災地では数々の追悼行事が開かれた。
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市では、被災者らが、神戸市から分灯されたガス灯「希望の灯り」を前に、阪神・淡路大震災が発生した時刻に合わせて黙とうした。暗く、雨が降りしきる中、約20人が参加。神戸市のボランティアが手作りし、「絆」「祈り」などと手書きされた高さ30センチほどの竹の灯籠も置かれ、ろうそくの火がともされた。
陸前高田市で希望の灯りを管理する団体の遠藤健司さん(48)は「神戸との距離はあるが、気持ちは一緒。これからも交流を続けたい」と思いを新たにした。