BIGBANGツアー千秋楽5万人熱狂
韓国の人気グループ、BIGBANGが18日、京セラドーム大阪で外国人アーティスト初の2年連続5大ドームツアーの千秋楽公演を行った。3時間半のステージで「TONIGHT」「FANTASTIC BABY」など21曲を歌いあげ、5万人のファンを熱狂させた。開演前の会見では、リーダーのG-DRAGON(26)が、3年ぶりの新作の今夏発売を明言した。
BIGBANGからの少し遅い“お年玉”だ。2012年2月に発売した「Alive」以来となる、ファン待望のアルバムリリースが決まった。
初の円形ステージで展開されたライブは、156万個のLED照明や火柱が駆使されるなど、総製作費30億円がかけられた。最年少のV.I(24)は「大阪~。最後やけど、元気がすごいやん」と関西弁で大興奮だ。ド派手演出は「新曲がない分、新しい姿を見せたい」というメンバーの思いからだった。
2年連続の5大ドームツアーが実現したが、この間に新作はなし。ソロアルバムや俳優業など、個々の活動が充実したがゆえの“異常事態”だった。作詞作曲を担当するGDは会見で「3年前のイメージのままでは、停滞期、時代遅れと心配されているはず」と危機感を吐露していた。
ライブではT.O.P(27)が「ツアー終了後は5人集まって、アルバム制作に集中する」、SOLも「個人旅行はもう終わり。今年は5人でやる」と新作リリースを明言して、会場を沸かせた。
新作の発売時期についてGDは「夏になればいい。ファンが楽しめる歌って踊れて盛り上がる新作で、いい夏を過ごせたら」。すでに楽曲制作も開始している。「3年間は個々の力量を上げる時間だった。アップグレードして戻ってくる」とアルバムを引っさげての日本ツアーも示唆。2015年をBIGBANG色に染めることを誓った。