たかじんさん一周忌2カ所で「しのぶ会」
昨年1月3日に他界した、歌手でタレントのやしきたかじんさんを「しのぶ会」が3日、大阪市内の2カ所で開かれた。一周忌が正月三が日にあたるため、月命日に行われた。
同市内のホテルでは「TAKAJIN MEMORIES 2015」と銘打った会合が非公開で行われ、妻のさくらさん、作家の百田尚樹氏(58)、テレビ局関係者ら約150人が集まり、キャスターの辛坊治郎氏(58)が司会を務めた。
さくらさんの証言を基に百田氏が著した「殉愛」が訴訟騒動となっているが、出席者によるとさくらさんは「ご心配をおかけして申し訳ありません。本のことは後悔してません」とスピーチ、百田氏も「お騒がせしておりますが、ここでは多くを言うべきではないので」と話したという。
たかじんさんが生前利用していたライブハウス「umeda AKASO」では、親族や知人130人がイベントを開催し、たかじんさんの実弟の家舗良行氏(62)があいさつ。両親や兄の入院や葬儀の費用もたかじんさんが出していたと明かし「『なかなか家に帰られへんから、金の面倒はすべて見る』と…。表では疎遠的ですが、非常に親族を大事にしてくれた」と家族の絆を語った。
闘病中は直接の連絡ができなかったことや、親族への死去の報告が葬儀終了後だったことなども説明。「言いたかったのは、そんな(冷たい)兄貴と違うということ」と述懐、一部で親族と疎遠だったと報じられたことに「絶対許せない」と声を荒げた。たかじんさんの長女も出席予定だったが、良行氏によると「風邪で来られなかった」という。