8・6秒 初単独ライブ秒速完売
「ラッスンゴレライ!」のリズムネタでブレーク中の結成1年目のお笑いコンビ「8・6秒バズーカー」が、今春に東京と大阪で開催する初単独ライブのチケットが14日に発売され、東西2公演の計1316席が60秒未満で“秒速完売”した。満員にできなければラッスンネタを封印するとの公約を掲げてしまい、不安な日々を送っていた新人コンビが、予想をはるかに超える爆発力をみせた。
発売されたのは、結成11カ月で“吉本史上最速開催”と注目された3月23日の大阪・なんばグランド花月公演(858席)と、4月4日の東京・ルミネtheよしもと公演(458席)。
14日午前10時に電話やインターネットで一斉発売されるや60秒未満で完売。吉本興業は「厳密に言えば計測不能で10時1分にチケットが残っていない状況が確認されました。本当に8・6秒だったのかもしれません」と説明した。
謎の言葉「ラッスン-」と「ちょと待ってちょと待ってお兄さん」と繰り出すリズムネタが、ちびっ子や若者を中心に人気爆発し、ユーチューブの公式動画の再生回数が1000万回突破。5日に行われた両公演の発表会見では、周囲に乗せられ「満席でなければラッスンネタを封印!」と宣言していた。
1日に約10本の出番や仕事が入り、睡眠時間が2~3時間という状況ながら、かなり不安な日々を送っていたようで、秒速完売を受け、はまやねん(23)は「私服だと街や電車で全く気付かれず、本当に人気があるのか?!チケットは売れるのか?!と不安でしたが、皆さんの応援を実感し、ライブは恥をかかないように頑張ります」とコメント。
ネタ封印も回避し、田中シングル(23)は「とても不安でしたが無事完売、うれしいです!ヤル気マンマン、ちょっとも待たずに突っ走ります!!」と宣言した。
単独ライブでは、約10年前に「ラララライ体操」が突発ヒットした藤崎マーケットからの「次の展開考えて、ライブで一本でも漫才やっとけ」とのリアルな助言を受け、タレント養成所・NSCの授業以来という漫才にも挑戦する。