いよいよ、２７日からプロ野球のペナントレースが開幕する。１０年ぶりの優勝を目指す阪神へ、芸能界の虎党が開幕３連戦に合わせて日替わりでエールを送る。まず“第１戦”は女優の岩下志麻（７４）が、熱くゲキを飛ばした。

　昨シーズンは、ソフトバンクとの日本シリーズが西岡の守備妨害で終わるという後味の悪い幕切れ。この時から岩下は胸のモヤモヤがずっと晴れないままという。「去年は日本シリーズで盛り上がりましたからね。期待してたんですが、最後がねぇ…、消化不良でした」と思い出しながら悔しさをにじませた。

　その胸のモヤモヤを吹き飛ばすためにも、期待するのは優勝であり、日本一。「２位や３位からではなく、やっぱり優勝してシリーズに挑んでほしいですよ」とゲキを飛ばす。大きな補強はなかったが、「鳥谷さんが残ってくれたし、マートン、ゴメス、呉もいますから、安定してると思うんです。安心感はありますね。皆さんが実力を発揮してくださればある程度はいけるんじゃないでしょうか」と中心選手たちの活躍を信じていた。

　ただ、中心選手はベテランが多く、特に夏場に不安が残るのも事実。そこで若手の台頭に期待した。「夏バテしないようにしてほしいんですが、でもそういうときに若手が出てこないとダメ。藤井さんは応援してるんですが、梅野さんのバッティングに期待してます。それから藤浪さんは楽々２ケタ（勝利）くらいにはなってほしいですね」とノルマを課した。

　そして、今シーズン最も期待するのはメジャーへの夢を断った鳥谷という。「残ることが決まったんだから、地に足をつけてとことん頑張ってほしい。去年辺りはどこか集中し切れてないように感じたんですよね」と苦言も交えて激励した。

　開幕が近づくにつれてどこかソワソワしてきているという岩下。「この季節になると、夕方が近づいてくるとワクワクするんです」と球春の訪れが待ちきれないようだった。