タカラジェンヌを養成する兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校で29日、103期生の合格発表が行われ、26・6倍の難関を突破した40人が、夢への切符を手にした。
今年は海外からも含む1063人が受験。大粒の雨の中、合格者の受験番号が張り出されると、「あった!」という歓声が上がり、家族らと抱き合い、涙を流した。
合格者にはOGの娘や現役ジェンヌの姉妹も目立った。母が霧原翔子の名で活躍したOGの小川あき野さんや、4月に初舞台を踏む101期生・芹尚英(せりな・えい)の妹・龍田実可子さん、本科生の井上茉美さんの双子の姉・奈美さんら6人が名を連ねた。入学式は4月18日に行われる。