猪木氏 UFOめぐって防衛相と議論
未確認飛行物体(UFO)に、自衛隊が緊急発進(スクランブル)をかけたことはあるのか-。日本を元気にする会のアントニオ猪木氏は1日の参院予算委員会で、UFOらしきものを見たとする体験談を披露し、中谷元・防衛相と議論を交わした。
猪木氏は14歳の時、移民先のブラジルで「地平線から光ったもの」を見たとした上で「考え方を変えれば、何かが領空侵犯していることになる」と指摘。中谷氏にスクランブルの有無を尋ねた。
中谷氏は「領空侵犯の恐れのある正体不明の航跡を探知した場合、必要に応じて戦闘機を緊急発進させ、目視確認する」と説明。UFOについて「地球外から飛来したと思われる未確認飛行物体を発見した事例は承知していない」と否定した。
政府は07年年に「UFOの存在を確認していない」とする答弁書を閣議決定している。