布袋寅泰 海外ロックレーベルと契約
ギタリストの布袋寅泰(53)が、海外のロックレーベル「Spinefarm Records」(スパインファーム・レコード)と契約を結んだことを16日、発表した。
同レーベルからの初リリースとして、“パンク・ロックのカリスマ”米ロック歌手イギー・ポップ(67)をゲストボーカルに迎えた「How the Cookie Crumbles」を、「HOTEI」名義でUK&ヨーロッパ先行で6月15日に配信することも決まった。
布袋は12年夏に世界での活動を視野に英国へ移住。3年で大きなチャンスをつかんだ。「頼もしいチームと共にいよいよ世界への挑戦が始まる。僕を信じ支えてくれる全ての人の為に、骨太のロックを届けたい」とコメント。「そして必ずこのチャンスを結果に繋げたい。Life is a challenge.」と意気込んだ。
スパインファーム・レコードは、フィンランドのヘルシンキで1990年に設立されたレコードレーベル。02年よりユニバーサル・ミュージック傘下となり、本格的な協業体制を確立。07年8月からはイギリスにも進出した。現地ではロックの専門レーベルとして知られている。
日本人アーティストがスパインファーム・レコードと契約するのは13年のVAMPS(L’Alrc~en~CielのHYDEとOblivion DustのK.A.Zによるロック・ユニット)に続いて2組目。主なアーティストとして、マイケル・モンロー(元ハノイ・ロックス)=フィンランド、アマランス(スウェ-デン)、ドラゴンロード(アメリカ)、ヴェノム(イギリス)らが活動している。
ユニバーサル・ミュージック・グループのグローバル・マーケティング統括のアンドリュー・クロンフェルド副社長は「トモヤス・ホテイとの関係をスパインファームを通してより広げていけることを誇りに感じております。“布袋さん”のようなアーティストと、世界のマーットを視野にいっしょに仕事ができるとは、とっても活力が湧き、刺激的です」。
スパインファーム・レコードUK(英国)ゼネラル・マネージャーを務めるダンテ・ボヌート氏も「彼の今日までの実績は偉大で、特に『,Battle Without Honor or Humanity』は音楽好きの人々で無くても、誰でも知っているお馴染みの曲です。この先、彼と共に歩む“旅”が楽しみです」と布袋を歓迎した。