「フレンズ」（１９８５年）の大ヒットで知られる伝説のロックバンド「ＲＥＢＥＣＣＡ（レベッカ）」が、８月１２、１３日に横浜アリーナで再結成ライブ「－Ｙｅｓｔｅｒｄａｙ，Ｔｏｄａｙ，Ｍａｙｂｅ　Ｔｏｍｏｒｒｏｗ－」を開催することが２０日、明らかになった。レベッカの再結成は１５年ぶり３度目、ライブは２０年ぶりとなる。

　２０年ぶりに封印を解くレベッカは、バンド名で「活動を中途半端に終えてしまったという気持ちがあった。時が経（た）ち、心に余裕ができてきて、このパンドラの箱を開く勇気が湧いてきた。そして勇気を出して開けてみたら、パンドラの箱の中でＲＥＢＥＣＣＡは、熟していた」と、再結成に至った心境を明かした。

　レベッカは８４年にメジャーデビューし、８５年にシングル「フレンズ」が大ヒット。９１年の解散までにアルバム１１枚をリリース、計７００万枚を売り上げる人気バンドだった。

　昨年、メジャーデビュー３０周年を迎え、１２月に行われたボーカル・ＮＯＫＫＯのライブにキーボードの土橋安騎夫、ドラムスの小田原豊、サポートメンバーでギターの是永巧一が出演した。

　このメンバーで演奏するのは９５年５月２６、２８日に横浜アリーナで阪神・淡路大震災の復興のため再結成ライブを行って以来１９年ぶり。２０００年にも再結成してシングルを発表したが、ライブは行わなかった。この日はベースの高橋教之も来場、再結成の機運が盛り上がっていた。

　今回の再結成メンバーはＮＯＫＫＯ、土橋、高橋、小田原にサポートメンバーとして是永、パーカッションの中島オバヲが加わる。メンバーは「夢がしぼみ、情報が氾濫している今の時代にＲＥＢＥＣＣＡを見直してみたい。当時の曲を、今の自分たちで再現して、もう一度やってみたい」と、ライブに向けて意気込んでいる。