「マッサン」エリー 美声を初披露
前期のNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」でヒロインのエリー役を演じた米女優シャーロット・ケイト・フォックス(29)が29日、埼玉県・イオンレイクタウン内で歌手デビューシングル「ゴンドラの唄」の発売記念イベントを行い、3500人を前に歌声を初披露した。
3階まで人垣ができた会場を見渡し、思わず「アッハッハ」。その後「カンドウシタ。ビックリ」と流ちょうな日本語で語り、胸に手を当て実感を味わった。演劇を専攻したノーザンイリノイ大学で歌のレッスンを行っていたが、人前で歌うのはほぼ初めてという。
3曲目の「上を向いて歩こう」では歌い出しを失敗し「ワンモアタイム!!」とやり直すなど、ちょっぴりほろ苦かった“デビュー戦”。それでも朝ドラの撮影終了後の3月からボイストレーニングを積んできた成果を発揮、自作のカントリーポップ曲などを伸びやかな声で歌い上げた。
日系アメリカ人の音楽プロデューサーKishi Bashi=キシバシ=とタッグを組んでの歌手デビュー。5月中旬から米国でレコーディングし、7月末にはアルバムも発売する。8、9月に全国10カ所でのコンサートツアーも予定。エリーそのものの朗らかな笑顔で「今度ハ夏ニ戻ッテキマス。チョット待ッテテクダサイ」と再会を約束した。