波乃久里子 主演舞台に意気込み
デイリースポーツ本紙のコラム「マロンのささやき」でもおなじみの女優・波乃久里子(69)、水谷八重子(76)が19日、東京・銀座で「新派名作劇場」(6月4~26日、東京・三越劇場)への意気込みを語った。
「十三夜」に主演する波乃は、5回目のヒロインに「もう一つ何か深く新しいものができるような気がしています。月光が差すようなすてきな芝居にしたい」と気合。弟の故中村勘三郎さんに「こんないい芝居、なんでもっとやらないんだ」と言われた思い出も明かした。
「残菊物語」に主演する水谷は、故花柳章太郎さん主演の映画版(1939)の素晴らしさにショックを受けたといい、「怖くて足がすくんでいます」と告白。「母(初代水谷八重子)がやった最後の『残菊-』より私の方が年上でやるんです。新しく作り直すつもりでやります」と誓った。他に市川春猿、松村雄基ら。