セカオワ 「進撃の巨人」主題歌を担当

 4人組バンドSEKAI NO OWARIが、人気コミックを実写化した映画「進撃の巨人 ATTACK OF TITAN」(前篇8月1日、後篇9月19日公開)の主題歌を担当することが26日、分かった。前篇の主題歌「ANTI-HERO(アンタイヒーロー)」、後篇の「SOS(エスオーエス)」ともに全編英語詞で書き下ろし、世界から公開オファーが殺到するワールドワイドな注目作にふさわしい楽曲に仕上げている。

 最新アルバム「Tree」が出荷58万枚を記録した人気絶頂の“セカオワ”が、今年一番の超大作映画とコラボする。

 「進撃-」は全世界累計発行部数5000万部の大人気コミックの銀幕実写版として、早くから注目を集めてきた。主人公エレンを三浦春馬(25)が演じ、長谷川博己(38)、石原さとみ(28)、水原希子(24)らが共演。巨人と人類との対決を壮大なスケールの2部作で描く。

 その主題歌には「生きるということの絶望と希望を歌い続けるセカオワしかない」(山内章弘プロデューサー)と世界観に共鳴する4人が抜てきされた。後篇の副題が「世界の終わり」を意味する「エンド オブ ザ ワールド」という運命的な偶然も後押しした。

 全員が原作の大ファンというメンバーは、編集段階の映画を見て、前後篇それぞれの主題歌を書き下ろした。映画は世界公開を視野に入れており、歌詞は全編英語とした。ボーカルのFukase(29)は2カ月間、3人のネーティブの先生から発音や歌唱の指導を受け、音楽面でも“海外仕様”に仕上げた。

 前篇の「ANTI-HERO」について作詞したFukaseは「テーマは“悪役のラブソング”。大切な人を守るときためらいたくない、世間の目なんか気にしたくない、という気持ちから書き始めた」と解説。後篇の「SOS」を作詞したSaoriは「誰かを守ることは自分を守ることと同じ、という歌詞を書いた」とコメントしている。

 主演の三浦も「聴けば聴くほど、不思議な魅力に取り憑かれるような中毒性のある素敵な楽曲」と絶賛しており、ベールを脱ぐのが楽しみだ。

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