歌手の郷ひろみ（５９）が２７日、恒例の全国ツアーを埼玉・越谷サンシティホールでスタートさせ、８月に日本を代表する夏フェス「サマーソニック２０１５」に初出演することを発表した。

　郷は真夏のジャケットプレーを披露することを予告し、「度肝を抜くようなステージにする」と意気込んだ。ライブでは１００枚目のシングル「１００の願い」を初披露し、ファン１７００人を歓喜させた。

　還暦目前の郷が、大型ロックフェスにＧＯ！する。サマソニは「ＦＵＪＩ　ＲＯＣＫ　ＦＥＳＴＩＶＡＬ」「ＲＯＣＫ　ＩＮ　ＪＡＰＡＮ　ＦＥＳ．」と並ぶ国内最大級のフェス。千葉・幕張と大阪の２会場で２日間開催され、１２～１３万人を動員する。ファレル・ウィリアムスら内外のトップアーティストが出演する中、郷は８月１６日、幕張メッセのＲＡＩＮＢＯＷ　ＳＴＡＧＥに登場する。

　「立ったことないステージに立つのは、普段とはファン層が違うので楽しみ。どんな反応が来るかエキサイティング」と、郷の目はランラン。歌唱曲も「『ＧＯＬＤＦＩＮＧＥＲ’９９』と『２億４０００万の瞳』は欠かせないよね」と、真夏の会場をさらにアチチ！にすることを誓った。

　還暦、シングル１００枚目と大きな節目を迎える今年は、放送中のＴＢＳ系「天皇の料理番」で２１年ぶりに連続ドラマに出演するなど挑戦が続く。夏フェスもその一環で、９月１９日の「氣志團万博」などにも出演する。

　この日はデビュー曲「男の子　女の子」や「林檎殺人事件」などヒット曲満載の２３曲でキレキレのダンスを披露。公演前の会見ではシングル１００枚ジャケットを飾ったパネルを眺め、王子様のような「裸のビーナス」（７３年）を指して「これが一番お気に入り」と笑顔を見せた。

　ツアーは４７会場５０公演。６０歳の誕生日となる１０月１８日まで続く。