長瀬 赤鬼役で地獄舞台にロック熱唱
TOKIOの長瀬智也(36)が、脚本家、演出家、俳優、ミュージシャンなど多彩に活躍する宮藤官九郎(44)の映画監督としての最新作「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」(来年2月公開)に主演することが27日、分かった。
長瀬の映画出演は7年ぶりで、宮藤監督の映画に出演するのは11年ぶり。地獄を舞台にロックバンドを率いる赤鬼役で、15年ぶりの共演となる俳優・神木隆之介(22)に“鬼特訓”を施す。
主演した「ヘブンズ・ドア」(2009年)以来の映画出演となる長瀬が、宮藤の初長編監督作品「真夜中の弥次さん喜多さん」(05年)に主演して以来、11年ぶりに映画でタッグを組む。
長瀬の宮藤作品出演は、宮藤が脚本のTBS系ドラマ「うぬぼれ刑事」(10年)以来。長瀬は以前から音楽が題材の作品を熱望しており、5年前から企画が浮上。一昨年から動き出して実現した。
宮藤は「死ぬのが怖くなくなる映画を作りたかった」と、4作目の映画に挑戦。地獄でバンドを率いる赤鬼・キラーK(長瀬)が、音楽を通じて現世へのよみがえりを目指す高校生・大助(神木)を音楽指導する爆笑エンターテインメントだ。
長瀬は90分かかる特殊メークで、全身赤色に角が生えた鬼に変身。劇中の説明では、キラーKは「手がジミ・ヘンドリックス、下半身がマイケル・ジャクソン、声が忌野清志郎」だという。宮藤が作詞したものなどオリジナル曲が9曲登場し、長瀬と神木も劇中で音楽を披露する。
神木との共演はフジテレビ系ドラマ「ムコ殿」(01年)以来の長瀬は「化学反応が起きれば」と期待し「代表作となるよう思い切りやらせていただきます」と気合。長瀬とは小学校3年生以来の共演で、ギター特訓中の神木は「プレッシャーを感じますが、頑張ります」と意気込んでいる。