うの号泣…ベビーシッターに窃盗被害

 長女(3)のベビーシッターだった女性(60)に約2000万円相当のブランド品や貴金属を盗まれていたことが発覚したタレントの神田うの(40)が2日、被害の経過を明かした。都内で行った自身のウエディングドレスブランド「シェーナ・ドゥーノ」の新作発表会で取材に応じた。「娘に申し訳ない」「信頼し、まったく疑っていなかった」と心境を明かし、大粒の涙を流した。

 うのは冒頭から「私の中では乗り越えました…」と言いながら、声を詰まらせた。

 異変に気付いたのは13年春だったという。「使おうとしたらバッグやジュエリーがない。まさか持っていかれたという感覚もないので、どこかにいってしまったのかな、と。でも、あまりにもおかしいので…」と経緯を説明した。

 11年10月に長女が誕生した後、行き来している都内の自宅と実家で、のべ4人のシッターがシフト制で働いていた。犯人とされる女性は最も古株で、「一番信頼していて、まったく疑っていなかった」ため“紛失”について相談をしていたほどだという。

 長女は女性のカバンを開けようとして怒られたことがあり、そのせいで女性がいなくなってしまったとショックを受けているという。うのは「娘が自分を責めているんですね」と号泣した。

 ブランドの新作テーマは「リスタート」。40代を迎え、装飾を減らしたシンプルなデザインを追求した。「私生活でもリスタートですね?」と聞かれると、力強くうなずいた。

 一部報道によると、盗難にあったのは裁判で認定された分だけでも1975万円相当。立件できなかったものを含むと時価3000万円以上という。

 女性は昨年11月28日に逮捕され、5月14日に東京地裁で懲役2年4月の実刑判決が下された。女性は控訴しており、6月にも控訴審が行われる見込みという。

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