橋下市長らに動画削除命令 名誉毀損で
大阪都構想の実現を訴えたタウンミーティングで橋下徹大阪市長が名誉毀損(きそん)の発言をしたとして、平松邦夫前市長が橋下市長と大阪維新の会に対し、動画サイトに投稿した撮影映像の削除を申し立てた仮処分で、大阪地裁は2日までに、削除を命じる決定を出した。決定は1日付。平松氏の代理人弁護士が明らかにした。
問題となったのは、今年3月に市内で開かれたタウンミーティングでの橋下氏の発言。平松氏が2011年の市長選の際、町内会に現金100万円を配ったかのように語っていた。古財英明裁判長は決定理由で「集票目的で買収行為を行ったような印象を抱かせる。極めて高い知名度や情報発信力を持つ橋下市長らによる名誉の侵害は重大だ」とした。