ASKA 愛人“弁護”希望も翻意

 歌手ASKAの愛人で、覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われ、一審で有罪(懲役2年、執行猶予3年)となった栩内香澄美被告(38)の控訴審第2回公判が23日、東京高裁で開かれた。被告の弁護人は、新たに証拠として採用された弁護人とASKAとの間でやり取りされたメールの内容を明らかにし、無罪を主張した。

 ASKAからのメールは一審判決後の4月8、9、27日に送られた。8、9日は「栩内は無実」「証明するお手伝いができれば、何でもしたい」と主張。空調から検出された覚せい剤についても、自らが原因とし、弁護人との面会を希望する内容だった。しかし、27日には「(面会を)お断りしたい。私の勇み足でメールしてしまった」と、愛人の“弁護”を拒否したという。

 弁護人は、ASKAの翻意に「芸能界復帰のためか、家族のためか身勝手な行動」と非難。控訴審でASKAの証人申請を却下した裁判所にも「審理追求しようとしていない」と批判した。

 判決は7月16日に言い渡される。

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