「Ｒｏｍａｎｔｉｃが止まらない」などのヒット曲で知られるバンド「Ｃ－Ｃ－Ｂ」の元メンバー田口智治容疑者（５４）が２日、覚せい剤取締法違反（所持）の疑いで神奈川県警に現行犯逮捕された。「自分で使うために持っていた」と容疑を認めている。

　逮捕容疑は、２日午前１１時３５分頃、東京都足立区の自宅でビニール袋に入った覚せい剤２袋、１・９５グラム（末端価格１３万６５００円相当）を所持した疑い。県警が同日、田口容疑者宅を家宅捜索し、居間の机の上で覚せい剤を発見、ガラスパイプ１本と携帯電話３台など押収した。

　中東系外国人の密売グループを捜査中の昨年１１月、客として把握した携帯電話の番号が、今年４月に田口容疑者のものと確認されていた。

　田口容疑者はＣ－Ｃ－Ｂのキーボード担当で、１９８９年の解散後はフリー。１８日に都内でライブを予定していた。４～５年前から交流があった関係者はデイリースポーツの取材に「普段から変わった様子は全くなく、そんなことをしているとは気付かなかった」と驚きを隠せなかった。