春馬も感激「進撃の巨人」軍艦島凱旋

 俳優の三浦春馬(25)が2日、長崎県の通称・軍艦島こと端島で行われた主演映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(8月1日と9月19日に2部作連続公開)の完成報告会見に共演の水原希子(24)らと出席し、撮影を開始したロケ地へ“凱旋”した。早ければ4日にも世界遺産登録される同所。一般立ち入り禁止区画の廃虚をバックにする異様なシチュエーションで、夏の大作邦画をPRした。

 足元にはガレキの山。草木と廃虚の間をトンボが舞う。通常なら立ち入ることができない端島小中学校のグラウンド。窓ガラスが割れ朽ち果てた学校を背に、三浦は「この地に戻ってこられると思っていなかったので、うれしい」と破顔した。

 映画は、人食い巨人と人類の戦いを描いた人気マンガが原作。荒廃した世界観を象徴する場所として、あえてクランクインのロケ地に軍艦島を選んだ。同所での撮影は樋口真嗣監督(49)の念願。13年10月から長崎市と交渉し、昨年5月11、13日に撮影した。

 島には水道がなく、簡易トイレが吹き飛ばされるほどの強風も天敵。日照りの中で1日10時間近く映画に向き合う、体力勝負の現場となった。通常1週間ほどかかる撮影を2日間に詰め込んだため、印象に残ったことを聞かれた三浦が「何かあったかな…」と記憶をなくしていたほどだ。

 早ければ4日にも、ドイツで開催中の第39回世界遺産委員会で端島を含む「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の登録が決定する。田上冨久・長崎市長(58)が「今までより映画などの撮影は相当難しくなる。この作品が最後になるかもしれない」と話すように、事実上、同所で撮影した最後の映画となりそうだ。

 水原が「まだ(炭鉱全盛時の)活気が残って、ザワついてる感じ」と表現した土地のパワーは、作品に息づき、島自体が“主要キャラ”といえる魅力を放っている。世界遺産登録へと進撃する軍艦島とともに話題作もいよいよ進撃を開始した。

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