キムタク、なでしこは「僕らの誇り」
SMAPの木村拓哉(42)が5日、東京・霞が関の法務省で、主演映画「HERO」(18日公開)の完成報告会見に出席し、サッカー女子W杯連覇がかかる、なでしこJAPANを「僕らは誇りにすべき」と熱く語った。前回大会決勝の米国戦、延長後半に同点弾を決めたMF澤穂希(36)をキーマンに挙げ、「『あのとき、再び』という形で劇的なシーンがあるのか楽しみ」と6日の決勝での“レジェンド弾”に大きな期待を寄せた。
なでしこ連覇を信じる木村は「一度W杯を制覇。胸を張って行ってくれれば」と決戦のピッチに立つ選手にエールを送った。
連覇のかかる試合を応援できる状況を「僕らは誇りにすべき」と語り、午前8時の試合開始を待ちきれない様子。「HERO」公開を控えるなど多忙な日々だが、「生でしょ!!」とテレビ生観戦で決戦の地カナダ・バンクーバーに声援を送るつもりだ。
なでしこメンバーとはW杯初制覇後の2011年7月にフジテレビ系「SMAP×SMAP」で共演。14年3月にも同番組で共演した澤には、「『あのとき、再び』という形で劇的なシーンがあるのか楽しみ」と期待。
勝負の行方については「より楽しんだチームに結果が伴ってくる」と分析。佐々木則夫監督(57)が準決勝後に選手に語ったという「思い切り楽しんでもらいたい」との言葉を持ち出し、「僕の好きな監督像。監督と選手の信頼関係が確立されてるから、ああいう言葉が出る」と、チームの結束の強さを口にしていた。
この日、法務省で初の芸能イベント。型破りな検事・久利生公平(木村)が治外法権の壁に挑む今作を赤れんが棟(法務省旧本館)などで撮影した縁で実現した。
検察官の新任研修が行われる同棟に木村は「検察官になられる方が羽ばたいていくこの場で写真をとれた。法務省のみなさんに感謝」。シリーズを通じて検察官を目指す若者が増えたことに、「やりがいを感じてます。(今作も)何人が影響を受けて、人生に関わることができるかなと思うと楽しみでいっぱい」と公開後の反響を心待ちにしていた。