中野くんと小峠、つるぴかユニット結成
ミュージシャンのサンプラザ中野くん(54)が、デビュー30周年記念プロジェクトとして、同じ丸刈りのバイきんぐ・小峠英二(39)とユニット「坊坊主(ボーボーズ)」を結成し、8月26日にファーストアルバム「励ます」を発売することが13日、分かった。互いの頭部の特徴を捉えたコンセプトを全面に出しており「年末は紅白歌合戦に出て、そのまま『ゆく年くる年』にも出て、2人で鐘をつきたい!」とブチ上げた。
中野くんは30周年記念企画を考案する中で、頭を丸めた人ばかりを集めた「ハゲメタル」バンドを構想したが、それを進める中で髪型やほうれい線、顔だちが似ている小峠が浮上した。テレビ番組で小峠の歌声を聴き「歌える!」と確信。小峠が音楽、パンク好きということも知り「ぜひ一緒にやりたい」とオファーした。
小峠は中学時代から中野くんがボーカルのバンド・爆風スランプの大ファンで、本人から届いた突然のオファーに驚くばかり。面識もなく最初は「壮大なドッキリ!と半信半疑だった」が、もちろん快諾した。小峠は「坊坊主」ではアーティスト名「A-Z(エイジー)」で活動する。
頭を丸めた2人ということから「坊坊主」と名付けたが、名前以外でも特徴を前面に出した。アルバムタイトルは「励ます」(“ハゲ”ます)で、「この夏、世の中をハゲしく励まします」がコンセプトだ。
収録曲は新曲に加え、「Runner」のセルフカバーなど爆風スランプをほうふつさせる曲ばかり。中野くんがメーン歌唱、小峠がコーラスの形だが、小峠がソロで歌う曲もある。
レコーディング初挑戦の小峠は「聴いていただくのが楽しみな作品ができた」と満足顔。中野くんは「最近、ここまで激しくぶっ壊れた音楽はない」と、完成度の高さをアピールしていた。