大山のぶ代 声優復帰していた
認知症で闘病中の声優、大山のぶ代(81)が仕事復帰していたことが24日、発表された。舞台「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~」(12月3~13日・ZEPPブルーシアター六本木)に登場する謎のキャラクター「モノクマ」の声を担当した。
同作は「ドラえもん」降板後、約5年ぶりに声優復帰した2010年発売のゲームソフトが原作。アニメ化もされた人気シリーズで、「モノクマ」役は大山にとって5年以上続ける当たり役だ。
関係者によると、昨年7月に同シリーズのアプリ版用に声を収録して以来、1年ぶりの仕事という。収録は8日に都内で1時間ほど行われ、「今まで通りスムーズな声撮りでした。元気になってきていたタイミングにも合った」と明かした。大山は現場でモノクマについて「相変わらず、かわいいキャラね」と話していたという。
大山の認知症は、夫で歌手の砂川啓介(78)が5月13日にラジオ番組で公表。直前の発言を忘れ、自力で入浴できないなどショッキングな近況が伝えられた。その後、同月27日に砂川が「元気になってきている」と報告。
収録に立ち会った関係者も「調子がよくなってきています。認知症は認知症ですけど、声も出てきている」と証言し、今後の仕事についても「『ダンガンロンパ』は続いてますから、また何かあればやれたら。新しい(キャラの)仕事は、お話が来てから検討しようと(大山と)話しています」と前向きだという。