釣りバカ日誌、連ドラで帰ってくる
原作漫画はベストセラー、映画シリーズも大ヒットした「釣りバカ日誌」が俳優・濱田岳(27)主演で初めて連続ドラマ化されることが15日、分かった。
テレビ東京系「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」(10月スタート、金曜、後8・00)で、濱田は地上波ゴールデンタイムの連ドラ初主演。映画版で演じた俳優・西田敏行(67)のイメージが強い“難役”だが、「夢のような出来事」と燃えている。
「濱ちゃん」が「ハマちゃん」に抜てきされた。
中年の万年ヒラ社員・ハマちゃん(西田)と社長のスーさん(故三國連太郎さん)が珍道中を繰り広げる映画版は、1988~2009年に22本が製作された国民的シリーズとなった。
完結から5年10カ月を経てよみがえるドラマでは、20年の東京五輪に向け好景気に沸く大手ゼネコン「鈴木建設」に入社したハマちゃんの新入社員時代が描かれる。映画では“釣りバカ”になった理由は描かれておらず、ドラマ版の展開が注目される。
家族で笑いながら見られるドラマを目指す浅野太プロデューサーは「ハマちゃんの魅力を存分に引き出すことができる若手俳優は、この人を置いて他にいません」と、auのCMの金太郎役など、好感度と演技力を両立させる“三枚目キャラ”の濱田を後継者に抜てきした。原作者の北見けんいち氏も「まさにはまり役!!」と太鼓判を押している。
濱田は「託してくださった西田さん、お茶の間と原作ファンのみなさんの期待と愛情を裏切らないよう、大きな喜びと責任を胸に平成のハマちゃんを新たに作り上げていきたいと思っています」と決意表明。スーさん役は未発表だが、監督は映画版も手がけた朝原雄三氏が務め、DNAを継承しつつ新たな息吹を吹き込む。