タッキー海外公演 「滝沢歌舞伎」初日

 タッキー&翼の滝沢秀明(33)が18日、シンガポールのマリーナベイサンズ・グランドシアターで、主演舞台「滝沢歌舞伎」(23日千秋楽)の初日を迎えた。上演10年目の節目に、ジャニー喜多川社長(83)が手掛けるジャニーズ舞台初の海外公演が実現。同劇場日本人初主演の滝沢は日本の四季をテーマに雪を降らせる演出や現地でオーディションしたキッズ・ダンサーの起用で、約2200人を魅了した。

 演目「鼠小僧」では小判に似せた大量の金紙、同「義経」では雨を降らせた舞台終盤、最後は同国では珍しい雪が降った。

 海外公演用に用意した人工降雪機を使い、天井からサラサラと雪が舞い散る中を滝沢がジャニーズの十八番・フライングで華麗に舞った。太鼓、書道、歌舞伎といった和の演目にダンスなどジャニーズのエンターテインメントも披露。2時間の圧巻パフォーマンスで観客を楽しませた。

 15日に同国入りした滝沢は「ジャニーさんから『思いっきりやってこい。海外がゴールでなくスタート』と言われ緊張が解けました」と明かす。重圧やスタッフとの言葉の壁を乗り越え、短期間で仕上げた。

 舞台では12人のシンガポール・キッズをバックに現地で親しまれる民謡「Rasa Sayang Sayange」を歌い、建国50周年の同国を祝福。Kis-My-Ft2の北山宏光(29)、A.B.C-Zの河合郁人(27)ら総勢120人が一丸となって海外公演を成功させた。

 パイオニアとしてジャニーズ史に名を刻んだ。ジャニーズの海外公演は1984年に近藤真彦(51)が香港、88年に少年隊がシンガポールなどコンサートは多いが、社長プロデュース舞台の海外上演は初。滝沢は「言葉を超えてつながる。1人でも多くの人に見てもらいたい気持ちはありますよね」と、継続に期待を寄せた。

 公演は6日間8公演。23日に千秋楽を迎える。

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