女優・高畑充希（２３）が、来年４月４日スタートのＮＨＫ連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロイン小橋常子役を演じることになり３１日、都内で会見した。朝ドラは、挿入歌も担当した１３年の「ごちそうさん」に続き２度目の出演で、連続ドラマ主演は初となる。

　生活総合誌「暮しの手帖」の創業者をモチーフにした作品で、父（とと）代わりに一家の大黒柱となり昭和の激動を駆け抜ける「パワフルな“おやじヒロイン”」を、２５６４人の応募の中から射止めた。

　決め手は、オーディションで醸し出された“おやじ臭”。落合将チーフプロデューサー（４７）は「動じることなく落ち着いてアドリブを繰り出した。それが、おやじっぽかった」と高畑を絶賛した。

　高畑は、「日本酒とお刺し身」が好物という自他共に認めるおやじ体質。今回も「“おやじヒロイン”と聞き、ビビビッときた」と応募。家族からは「役作りがいらない」と言われたという。

　今後に向けて「エネルギッシュに前だけ見て進んでいく」と決意表明し、「撮影を前に健康診断に行く」と話すなど“おやじ臭”をたっぷり振りまいた。