俳優の渡辺徹（５４）とタレントの榊原郁恵（５６）が、フジテレビ系「金曜プレミアム　さんまのまんま３０周年秋ＳＰ」（２５日、後９・００）で２７年ぶりに夫婦でテレビ共演したことが２１日、分かった。

　１９８５年にスタートした明石家さんま（６０）がホスト役の「－まんま」の、初回ゲストが榊原だったことから、メモリアルイヤーのお祝いで実現。おしどり夫婦は「変な汗かいちゃいました」と異口同音で、“共同作業”を振り返った。

　「理想の有名人夫婦」に挙げられることも多い渡辺と榊原。８７年の結婚当初こそ共演の機会があったが、気恥ずかしさで仕事に集中できなかった苦い経験から、２ショットは封印してきた。なれ初めをそばで見届けたさんまのために一肌脱ぐ形で、８８年のドラマ「別れてもダメなひと」以来、２７年ぶりにテレビでの共演を解禁した。

　　渡辺夫妻にとって出会いの場となった８４年の共演ドラマ「風の中のあいつ」には、さんまも出演。３人で当時の思い出話に花を咲かせ、さんまが「あれで結ばれたんでしょ？」とツッコむと、榊原は「ドラマが終わってからですよ。電話番号を交換したのも、ドラマの最後です」と恋の始まりを打ち明けた。

　夫婦でスタジオ内のキッチンに立ち、“渡辺家の味”で冠番組が３０周年を迎えたさんまを祝福。「主人が作るご飯、おいしいんです」とノロケる榊原に、バツイチのさんまが「我慢していると、いい夫婦になるなあ」と感心する場面も。５月に一部週刊誌で熟年離婚危機が報じられたが、さんまからの「別れようとは思わなかったの？」という直球質問には、渡辺が「お互い気が短いので、ケンカはよくしたけどね」と漏らしつつ、円満をアピールした。

　渡辺が「複雑な気分でしたね。変な汗かいちゃいましたよ」と収録を振り返ると、榊原も「家族で一緒に出演するっていうのは、何ていうんだろう…変な汗かいちゃますね」と答える、まさかの“コメントかぶり”に、夫婦愛を垣間見せた。