熱狂的な阪神ファンで知られる俳優・西田敏行（６７）が２５日、大阪市内で取材に応じ、今季限りでの退任が決定的となった阪神・和田豊監督（５３）へ「まだ希望は捨ててません！残り全部勝って、優勝退任なら格好いい」と声援を送った。

　また、後任に金本知憲氏（４７）、掛布雅之ＤＣ（６０）が候補に挙がっていることに「これは迷う！アニキ、いいなあ～」と身を乗り出し、金本監督誕生時には矢野燿大氏（４６）らの入閣を熱望した。

　大阪・ＡＢＣで名物番組「探偵！ナイトスクープ」（金曜、午後１１・１７）の収録前に取材に応じた西田は、当初“優勝目前”の阪神へのエールを想定していたといい、登場するなり「ちょっとおかしいじゃないの！何とかならんですかね？」とボヤキが入った。

　阪神の９月大失速に「詰めが甘いというか…。目の前でシャッターがドーンと閉まったような感じで。私も体調面で不備をきたしてますよ」と心を痛めている様子。それでも「希望を捨てちゃダメ。残り全部勝てば奇跡が起こるかもしれない」と最後まで虎を信じる覚悟を語った。

　ただ、和田監督退任を報じたデイリースポーツを示されると「あらら！」と声を上げ、「優勝退任だったらかっこいいじゃないですか。敗残の将で退任するより、よっぽどかっこいいですよ」とエールを送った。

　一方で、後任候補に挙がる金本、掛布両氏について聞かれると「この２人だと迷う。金本さんの豪放で、ちょっとタイガースを突き放して見てる感じや、掛布さんのＢ型特有の長嶋さんに近い感性もいい」と考え込んだ。

　そのうえで「いやあ、アニキいいなあ！」と言い、「矢野さんは金本監督になればコーチで入ってもらえないかな。下柳さんもダイナミックですよ～。赤星さんも守備走塁と乱闘コーチで！」と、「－ナイトスクープ」出演歴のあるメンバーでの政権誕生を思い描いていた。