Chage、チャゲアス楽曲を全面解禁
シンガー・ソングライターのChage(57)が27日、東京・日本橋三井ホールで1年ぶりの全国ツアー「Chage Live Tour 2015~天使がくれたハンマー~」の初日公演を行った。Chageは「CHAGE and ASKA」の曲をライブで解禁することを宣言し、自身が作曲したチャゲアスの楽曲13曲を披露した。
Chageが「だって良い曲なんだもん。その曲をみんなの前で歌って、皆さんと共有したい。歌いたい曲を堂々と歌おう、そう思いました」と語ると大きな拍手が起き、涙するファンもいた。
2014年9月にASKA(57)が覚せい剤取締法違反と麻薬取締法違反で執行猶予付きの有罪判決を受けてから1年が過ぎた。
Chageは「今、世の中ではCHAGE and ASKAの楽曲が封印された状態になっている」と現状に言及。一時は「マイナス思考に陥っていた」といい、昨年のソロツアーではあえてチャゲアスの曲を一切歌わなかった。
Chageは「頭では理解して受け入れたつもりだった。でも心の奥底では、状況と関係なくその楽曲が鳴っている」と吐露。「いつまでも先送りにしていられない」と解禁を決断し、「チャゲアス時代に曲やライブを作る楽しさ、面白さ、厳しさを教わったからこそ今こうしてステージに立っている。もう自分の楽曲に誇りを持とうと思いました」と理由を説明した。
「誘惑のベルが鳴る」「夏は過ぎて」「終章(エピローグ)」など往年の名曲が封印を解かれ、ファンも感無量のよう。ニューアルバム「hurray!」の曲も織り交ぜた全20曲で、過去と現在の自分を表現した。