歌手で俳優の福山雅治（４６）が、女優の吹石一恵（３３）との結婚後初仕事で、１３年ぶりにバラエティー番組のＭＣを務めることが３０日、分かった。

　フジテレビ系「ウタフクヤマ」で、結婚翌日の２９日に収録された。リリー・フランキー（５１）が店主のスナックで、福山らがお酒を飲みながらトークやセッションをする。約２０年ぶりに音楽プロデューサーの小室哲哉（５６）と共演している。放送は１０月４日（後１１・１５）と同１１日（後１１・４５）の２回で、シリーズ化の可能性もある。

　福山は結婚翌日から動き出していた。２００２年のフジテレビ系「福山エンジニアリング」以来となるバラエティーのＭＣは、同局の念願。福山の「お酒を飲みながら、往年の名曲をセッションしたり、アドリブで歌を創作していく企画」との提案で実現した。

　番組は９月まで続いた「ヨルタモリ」と同じ曜日、時間帯で、リリーのスナックに福山とゲストたちがやってくる設定。今回は小室や俳優の桐谷健太（３５）らが“お客”。福山が「奇跡の番組が誕生しました！」と手応えを口にするなど、シリーズ化も検討されている。

　見どころの１つは、福山と小室の初セッションだ。２人の共演は、小室が司会を務めた９６年放送の「ＴＫ　ＭＵＳＩＣ　ＣＬＡＭＰ」に福山がゲスト出演して以来、２回目。小室が「ちょっと楽屋で書いてきた。福山君のイメージで。これにいいメロディ付けてくれるんじゃないかな」と歌詞を取り出して“むちゃぶり”し、福山は即興のギターで小室のキーボードとセッションしている。

　私生活でも飲んでいるときにギター演奏することで知られる福山。親交のあるリリーは「飲み屋で起きているミラクルな瞬間をテレビで見せられたらいいな」と思っていたという。福山は「お酒を飲みながら歌うという、プライベートな感じをやらせていただけるなんてことはないですからね」とニヤリ。

　新婚・ましゃとの宴会を疑似体験できる、異色の番組となっている。