藤山&三田 石井ふく子氏を妖怪扱い
女優の藤山直美(56)と三田佳子(73)が5日、都内で行われた明治座11月公演「かたき同志」(11月3日~12月6日)の制作発表に出席した。
橋田壽賀子氏作、石井ふく子氏演出の人情喜劇で、ただでさえセリフが膨大な上に動きが激しい作品。さらに明治座の後も北海道、東北を回るツアーという過酷さで、藤山は「明治座さんは人の体を考えているんですかね?普通、こんなスケジュール組めませんよ」と苦笑。三田も「私を幾つだと思っているの?以前やった方は皆さん50代でした。無駄な労力を省くため、舞台裏では車いすで移動しようかしら」と“決死の覚悟”を語った。
この日は8月に「最多舞台演出本数」のギネス世界記録に認定された石井氏をくす玉で祝福。石井氏は出演者からのブーイングにも「そんなに動かしたかなあ?」とどこ吹く風。「何とか今年、舞台をやり遂げたら、来年は妖怪として蘇生します」と話す三田に「もう妖怪よ」とツッコミまで入れていた。