女優の藤原紀香（４４）が日本語吹き替え版声優を務めた中国映画「更年奇的な彼女」（来春公開）の特別試写会が２３日、東京・ＴＯＨＯシネマズ日本橋で行われ、歌舞伎俳優・片岡愛之助（４３）との結婚報道が飛び出して以来、初めて取材に応じた。映画のキャッチコピー「年中無休で、愛してね」に「最高でしょ」と笑顔をはじけさせたが、来春といわれる結婚については「何も申し上げることはございません」と口を閉ざした。

　司会を務めた前夜のチャリティーコンサートに続き、渦中の藤原が報道陣の前に現れた。この日は会見も予定されていたことから３０台以上のカメラが集結しておのろけコメントを待ち受けたが、肩すかしを食らった。

　藤原は真っ赤なストッキングにミニワンピース姿で劇中の恋愛トークに熱弁を振るったが、リポーターが「では、ご自身の幸せは…」と踏み込もうとすると「そこで言っちゃうと、映画のこと書いてもらえなくなっちゃう。ダメ～。聞かないで～」と機先を制した。

　その後も「映画のことを書いて」と何度もお願い。大好きな映画「猟奇的な彼女」を手がけたクァク・ジェヨン監督の作品で、声優を務めた思い入れが強い作品とあって“宣伝ウーマン”に徹し、結婚時期を聞かれても言及しなかった。

　それでも「年中無休で、愛してね」というコピーに、「私はすごくすてきだと思う。でも、もっとクールな方がいいという人もいるかしら」と情熱的な恋愛観をチラ見せ。「あの人が好きだ、という思いは万国共通」と、愛之助を連想させる話しぶりで、幸せオーラを振りまいた。

　藤原はその後、東急シアターオーブでこの日、開幕したミュージカル「プリンス・オブ・ブロードウェイ」のレッドカーペットにも、セクシーなロングドレスで登場した。