原田芳雄さん“19回目”誕生日ライブ
2011年に亡くなった名優、原田芳雄さん(享年71)の“19回目の誕生日”を記念したイベントが開催されることが26日、分かった。4年に1度しかこない、うるう年2月29日生まれの原田さんのため、長男でギタリストの原田喧太(45)と長女で女優の原田麻由(39)が呼びかけ、来年2月29日に東京・赤坂BLITZでのバースデーライブが決定。親交のある宇崎竜童(69)や佐藤浩市(54)、江口洋介(47)らが集結し、瑛太(32)が人生初となる歌声を披露するなど、原田さんとの“再会”を祝う。
原田さんの“10代最後”の誕生日を祝う超豪華なバースデーパーティーが決定した。原田さんの誕生日、来年2月29日にトリビュートライブ「風来去~そろそろ芳雄の唄が聞きたい~」を開催する。
バースデーライブの愛称「風来去(ふうらいきょ)」は、原田さんの夢に出てきた居酒屋の名前で、原田さんは亡くなる間際まで「誕生日にライブをやらないなら、死んだ方がましだ」と楽しみにしており、亡くなった翌2012年にも開催している。
原田さんが2011年7月にがんから併発した肺炎で亡くなってから来年で5年。五輪やW杯のように4年に1度しかない記念日とあって、長男の喧太と長女の麻由は「『芳雄も10代最後の誕生日なんだなぁ』と思っていたら、やっぱり芳雄の唄が聞きたくなりました」と親交のあったミュージシャンや俳優に再結集を呼びかけた。
集まるゲストは、原田さんのため28曲を作曲している宇崎や、俳優仲間であり親戚でもある佐藤ら7組。アナウンスは女優の松たか子(38)が務める。バースデーライブの常連である佐藤は、出演者を代表し、「『浩市、唄はいいぞ』。初めて聞いたとき、俺たちは役者だよ、芳雄さん、そう思ったけど…その言葉をかみしめて、あなたのライブに立っています」と感慨を込めた。
選曲はこれからだが、渋い声を生かしたブルース曲で知られる原田さんの好きだった曲となる予定。豪華メンバーが一堂に会し、かつて原田さんの自宅で行っていた“芳雄会”のような、心温まるイベントを盛り上げる。